このGWまでが当初の外出自粛期間でしたが、延長の話もでていますね。反応も様々で、Twitterで流れてきたまとめを見て、「すごい!よくまとめてくれたな」と思いました。
政府や行政がどのような話をしてるのか、ジャーナリストではないので追っかけることができていませんが、私はここで議論すべきは「自粛か外出か」ではないと思うのです。今、できればもうどういう基準とステップで外出自粛をしていくのかが決まっているべきだと考えています。でも、その情報が出てくる気配もすくないですね。
みなさんは、どのような基準とステップで自粛を解除するのがいいと思いますか?ただの素人の一市民として私も考えてみました。認識違い等あればご指摘いただけるとありがたいですし、一緒に考えてくださる方がいると嬉しいです。
外出自粛になった理由と現況
そもそも、外出自粛になった理由というのは、医療崩壊を防ぐためです。平たくいうと、ICUをはじめとした病床が足りている状態を保つためです。そこで現在の状況を確認してみましょう。
(参考) 臨床工学技士:14,378人 マスク専用含む人工呼吸器取扱:28,197台 ECMO装置取扱:1,412台
2020年2月回答 出典元(一般社団法人 日本呼吸療法医学会 公益社団法人 日本臨床工学技士会)
2020年2月回答 出典元(一般社団法人 日本呼吸療法医学会 公益社団法人 日本臨床工学技士会)
※上記の情報は新型コロナウイルス対策ダッシュボードで確認できます。
…と思ったら2月現在の情報で止まっていますね。緊急事態宣言前。当初自粛期間がもう終わるので議論した形跡としてもせめて4月末日のデータでも載せていてほしいところですが。情報吸い上げに飛脚でも使っているのでしょうか?
では、東京都のみで。
(参考) 臨床工学技士:1,652人 マスク専用含む人工呼吸器取扱:3,802台 ECMO装置取扱:196台
2020年2月回答 出典元(一般社団法人 日本呼吸療法医学会 公益社団法人 日本臨床工学技士会)
2020年2月回答 出典元(一般社団法人 日本呼吸療法医学会 公益社団法人 日本臨床工学技士会)
これは、ムリですね。
その一方で、岩手県は0.0%、徳島県は0.7%と、病床に空きがあります。
いくつかの条件
では、どのように解除していくのがいいのか、どんな条件があるのか、考えてみましょう。
上記の、岩手県や徳島県のようなところは緊急事態対象地域から外していいのかもしれません。病床に十分な空きがある地域は自由に経済活動を行っていき、病床が埋まってきたら再度閉じる、というようにして行った方がいいでしょうね。ただし、条件付きで、と思います。それは、緊急事態宣言対象地域との県を跨ぐ人の移動をできないようにするということです。対象地域から外れた都道府県同士での行き来はしていいとして、対象地域のままのところとの移動はできないようにする必要があります。そうしなければ、またステイホームしてもらわなければならなくなります。
また、いきなり戻すのは危険です。せっかく感染者が少ない地域と多い地域で分かれているので、これをかき混ぜると今までより酷いことになりかねません。慎重にいきたいところです。イメージとしては、断食で完全に食事を止めたところから普通の食事に戻すまでの小さなステップのような感じです。最初は白湯やおかゆなどのものから始め、少しずつ食べれるようにするような復食をしますね。あのイメージです。
その場合に必要なことは以下のことになるかなと思います。
- 各都道府県および市区町村が主体となり、可能な限りリアルタイムに病床の空き状況を把握する
- まずは市区町村単位での行き来の制限から解除する
- 平時の病床利用率になった市区町村から緊急事態宣言を解除する
- 緊急事態宣言対象区域との人の行き来は不可、解除区域同士の人の行き来は可である
- 全ての市区町村単位で緊急事態宣言解除がされたら都道府県単位で解除する
- 緊急事態宣言解除がされた都道府県同士であれば人の行き来は可となる
みなさんはどのような意見を持っていますか?
それでは、また。
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