一般的になりスピーディーにもなった願望実現
つい数日前、新月を迎えましたね。新月は新しいスタートをする、これから何をするか意思表明するのにいいタイミングです。そんなわけで、願望実現について書いてみます。
ここ数年、いろんな人が「実現が早くなった」と言っています。特に経営者などある程度自分の裁量でものごとを動かせる人はそのように思っていることが間々あるようです。
一方で、未だに願望実現のセミナーには人がたくさん群がります。何十万もつぎ込んだのに思ったような人生になってない人がそこにはかなりいらっしゃるようです。
願望が実現しやすい人と、そうでない人の違いって何なのでしょうか?
私は、偏に潜在意識と顕在意識が二人三脚になっているかどうかの違いなんだと思います。潜在意識は「私」がこの人生で何を経験したくて、そのためにどんなシナリオを必要としているか、所謂この人生のネタバレ情報を全て知っています。まだ、潜在意識はいつも自然(宇宙と呼ぶ人もいますね)の全てとかけがえのない友人です。それはどの魂の人もそうです。でも、潜在意識はそうは認識していないですし、潜在意識が何を必要としているかを知る由もないのです。それからかけ離れたことを顕在意識が考えて行動するとき、この人生のシナリオとは違うことをしています。ドラマの撮影をしているときに女優さんが自分の配役と違う役のセリフを覚えてきて熱演しているような状態です。これでは、監督からOKが出ませんね。前には進まないのです。自分の配役、もっと言えば生まれる前に自分が懇願した配役を得たのに、違う役のセリフを一生懸命覚えても、本当に臨む方向には行かないのです。
(自分の生まれてくる配役の選択については、長くなりそうなので別途記事を投稿します。)
こうくると、じゃあいつも潜在意識の言いなりじゃないといけないのか、と拗ねてしまう人もいるかもしれません。願望実現がすんなりいくには、3つ方法があります。
願望実現の3つの方法
(1) 潜在意識側に自分の顕在意識を寄せる
これは、王道ですね。自分の脳では認識していない、言語化していない「私が本当に経験したいこと」を1mmでも理解してそれに必要なことを調べたり行動に移したりすることで今までの行き詰まりが嘘のようにスルスルと解けてどんどん実現化します。思考では理解できないので、ただ「感じる」ことが肝要です。感じることができて、余裕があれば言語化してみるともっとすんなり実現化します。
先ほどの女優さんの例だとはたと気づいて自分の配役を練習し直して撮影に臨み、うまくいくと監督からOKが出ます。演技がうまくいかなくても、気づいてやりなおしたことで、監督との間の緊張感は幾分か緩むことでしょう。
(2) 顕在意識側に自分の潜在意識を寄せる
例えば、「私は惨めでなくてはいけない。なぜなら私が幸せになると家族とは足並みが揃わなくなって、家の中で攻撃されてしまうからだ」などの思考パターンがお鍋のコゲみたいに残るのです。お鍋のコゲって、年末とか、何かのタイミングでなければゴシゴシ取り除こうとしませんね。その類のものが潜在意識に残っていたりするものです。所謂「思考パターンの書き換え」をすることで、潜在意識内の頑なさが緩み、うまく合わせることができるようになります。
ただし、この場合、注意するべきことがあります。お鍋のコゲを取り除くようなことであればいくらでも可能なのですが、お鍋自体を壊してしまうようなことは実現できないのです。それはこの人生で「私」が体験したかったこと、シナリオそのものなのです。
(3) (1)(2)の合わせ技
ほとんどの場合、片方だけではうまくいきません。両方、駆使します。本当の「私」を知る努力をしますし、潜在意識に「要らない設定」を捨ててもらうアプローチもします。そして、両者の歩み寄りが成立します。その距離が近くなればなるほど、人生は快適でスムーズになります。たとえ、ネガティブな出来事があったとしても、考えた通りのことにならなくても、「大丈夫、この選択で合ってる」という気持ちで向き合えますし、その先にもっと欲しいものがスルスルと手繰り寄せられてきます。
そのときそのときでやりやすい方法を使って現実をしっかり生きていきましょう。
番外編
月のリズムに乗ってみるのも良いです。徒歩よりは乗り物の方が早い、というのと似ているのですが。
- 新月→満月
この時期には、目標を決めてそれを形にしていくことが良くも悪くもスムーズに進みやすいです。新月の時に不安を思えばそれが現実化しやすくなります。逆に、新月の時に願い事のことを考えるとそれが現実化しやすくなります。
- 満月→新月
今まで進めてきたことへの振り返りの時期です。毎日頑張って働いてたら家にゴミが溜まってた、というようなことに気がついて捨てていく時期です。新月に向けて心身ともにお掃除することに向いています。
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